メタルフォトのプレート素材は、アルミニウムの表面に陽極酸化処理を施しています。
電気分解液にシュウ酸を使用。これにアルミニウム素材として電気分解をしています。
(俗に言うアルマイト染色アルマイトは電解液に希硫酸を使用。)
こういたしますと、表面に薄い酸化アルミニウムの被膜が作成されます。
この酸化膜は多孔質であり透明です。)この多孔は中心に穴を持つ6角形(セル)の蜂の巣状をしており、この孔自体は極めて活性ですので、プレート作成後耐候性を高めるため、埋める(封孔処理)必要があります。
上記の処理により作成しました多孔の中にハロゲン銀を充填し、写真現像処理に黒部分を像化させ封孔処理後仕上工程を経てメタルフォトプレートとして完成いたします。
図・文字 ハロゲン銀の現像処理による金属銀の黒色です。
画像が金属でできているため、耐久性・耐候性に優れています。
解像度 500本/mmとなっており、どんな細い線、文字等にも対応可能です。
アルミニウムの表面に電気分解により特殊処理(陽極酸化被膜)が施されており、無数の小孔があります。 この小孔に銀乳材(写真印画紙と同じ)が充填されています。 このポアーは封孔処理によって密封状態となり、表面硬度はルビー、サファイア級です。(mosu9,mosu10はダイアモンド)
密着プリンター(カメラ)でフィルムとメタルフォト生板を密着、露光します。
メタルフォト専用現像液で現像を行い露光された部分を黒発色させます。
メタルフォト専用定着液で定着処理を行い、アルマイト層に残っている乳銀材を洗い流します。
定着処理を終えたプレートに水洗処理を行います。
画像の黒色濃度を増すこと、及び耐久性を増大させるため、調色処理を行います。調色液には純度99.9%の塩化金を使用しています。
シルクスクリーン法により、定着により洗い流した後の空洞の多孔中に有機染料により黒以外の必要色を染色します。
また同一方式による作業でメタルフォト全体に着色を行う事も可能です。
陽極酸化処理により作られた被膜の多孔は耐食性向上のために充分な封孔処理を行います。これにより多孔を塞ぎ表面を強化します。
タイプ | 板厚 | サイズ(単位 mm) | |||||
サテン | ヘアライン光沢品 | 0.2mm | 254×305 | 305×508 | |||
0.5mm | 254×305 | 305×508 | 508×610 | 508×1016 | 610×1016 | ||
0.8mm | 254×305 | 305×508 | 508×610 | 508×1016 | |||
マット | 艶消し品 | ||||||
0.5mm | 254×305 | 305×508 | 508×610 | 508×1016 | |||
0.8mm | 254×305 | 305×508 | 508×610 | 508×1016 |